沖縄じんぶん考房とは

一般社団法人 沖縄じんぶん考房とは・・・ 

 

 子どもは、遊びや学習へ対する好奇心から多くの課題に向き合い、考え、体験していくことで、生きる力としての経験を重ねていきます。

 その成長のなかに、地域を大切にし、人や生き物、沖縄の自然環境について考える芽を育てていきたい。そんな思いから、2005年に当団体の前身である任意団体「沖縄地域環境アセンブリー」を設立し、活動してきました。

しかし、沖縄の雇用環境や経済的厳しさ、また、学校現場が多忙になっているといわれている現状では、多くの方が子どもたちの体験活動の充実を欲しているにも関わらず、具体的に実現していくための仕組みが不足していると考えるようになりました。

 

 そこで、この課題の解決を目指し、子どもを中心に地域・家庭・学校それぞれの活動において、学び合いつながっていく地域社会を実現させるために平成24年9月に「一般社団法人沖縄じんぶん考房」を設立致しました。

  

 私たちは、次世代が地域社会とのつながりの中で育つために不可欠な感性豊かなヒトづくりを目指し、沖縄のあらゆる素材を活用した体験学習の提供、それを支える大人へ対する意識啓発活動など、県内の青少年を中心に自立した成長を支えるため、体験と交流をキーワードとした取り組みを展開していきます。

 

 子どもに関わらず様々な活動において、知る、感じる、考える、楽しむといった学びの経験のなかで出会う「記憶に残る感動」の瞬間は、「自分の心の宝物」を見つける瞬間でもあります。その瞬間に出会える機会を多くの仲間と共有していくことこそが、人間の生きる力の源泉になり得るのではないでしょうか。そして何より、体験をとおして子どもが変化する姿をみた大人たちが、人が育っていくことの素晴らしさを考えるきっかけとなれば、その価値を社会全体が共有し、本当の意味で人が財産になる社会づくりにも貢献できると考えています。

 

 これから、沖縄の暮らしや自然との関わりに息づく多くのじんぶんを集め、子どもたちの成長をサポートする取り組みに活かしていくことを使命として、全力で取り組んでいきます。当団体の趣旨をご理解頂き、ご支援とご協力を下さいますよう心からお願い申し上げます。 

 

 

平成24年9月3日 代表理事 山崎 新

 

沖縄の黄金言葉        (くがにくとぅば)

『言葉銭使〈クトゥバ ジンジケー>

言葉は、お金を使うときのように慎重に用いなさい。

 

『仕事ー 仕事ぬどぅ 習する』<シグトー シグトゥヌドゥ ナラーする>仕事は、仕事こそが習わせる。

 

『嘘 物言や 盗人ぬ 始まい』

〈ユクシムニーや ヌスドゥぬ ハジまい>

 うそをつくのは、泥棒のはじまり。


『月ぬ 走いや 馬ぬ 走い』

〈チチヌ ハイヤ ンマヌ ハイ〉

のんびり構えていたら、あっという間に月日が過ぎていく。時間は大切に過ごしなさい。