パズルを上手に保存できた!!

児童館の職員が編み出した、パズルの上手な保存方法!
100円ショップなどで売っているソフトケースなら、見た目も整った感じになるし、しっかり片付けられる!!

我が家もジップロックを使ったり、色々試してみましたが、パズルはなかなかうまく保管できなくて…。

これ、なかなか良い感じですよ!

(山崎 新)

遊べる空間を増やそう!

 事業報告や事業計画でバタバタしてしまい、次の活動がご案内できずにご迷惑をおかけしております。

 

 そんな中ですが、5月4日は糸満市西崎で開かれた、沖縄の生活、地域の生活を楽しむイベント「楽すたいる」や、5月11日には那覇市国場児童館の地域で開かれた、「第18回国場川こいのぼり祭り」に出展してきました!

 楽すたいるでも、こいのぼり祭りでも、私たちが行ったのは「積み木の広場」です(*^_^*)

 

 地域の祭りの中で、暮らしを楽しむ体験イベントの中で、子どもの遊びの場所を作ったら、もっと親子にとって良いのではないかなと思ったので、積み木をドカーンと広げて、子どもたちの来るのを待っていました!

 この積み木は、昔からお世話になっている古我知毅さんに頼み、県産木材を使い、同じ形のないように作ってもらったものです。

古我知さんは工芸家ではなく、木を使った遊びワークや、工作ワークショップなどを子どもや学童指導員などに提供している、笑顔がすてきなおっちゃんです♪(古我知さんの仕事はこちら工房地球のかけら

 

 広げていると、子どもたちが集まってきて、くっつけて遊んだり、積み重ねて遊んだり、ドミノにして遊んだり!色んな遊びで楽しんでくれます。

そのうち、一緒にいるお父さんお母さんも遊んでたり(笑)!

 

 子どもたちの遊び方を見ていて気付いたのが、年齢による遊び方の違いです!

幼児は、手で触って、口に入れてみて、重ねて叩いてみて音を楽しんだり、投げてみたりします。穴にダボを入れて、木と木がくっつくだけで面白い。そんな感じです。

4歳~7歳くらいになると、木と木をくっつけて形を作ろうとします。

7歳以上になると、積み重ねてバランスを楽しんだり、造形もより複雑化して、新しい形を創造しながら作るので立体感が増します。そしてドミノなど、苦労して作るチャレンジもします。

しかも、1時間くらいは平気でやっています!すごい集中力です。

お父さんお母さん、普段それをずっと横で見ていようとするのは大変ですよね(笑)!

 

 だからこそ、今回みたいな、イベントの中にそんな空間があるのはいいなと思いました!

体験イベントの15分体験マッサージコーナーの隣りや、お祭りのステージの近くで、こんなスペースがあると、ご両親は親としての楽しむ時間も確保できて、上のお兄ちゃんたちの発表を落ち着いてみる事ができます。こんな場所が、当たり前であればな~!私もそう思いました!

 

 今年は、この積み木を活用して、色々な所にお邪魔していきたいと思います!きっと、親子にとって過ごしやすい時間ができるし、子どもの成長にとっても良い時間になるでしょうから♪

(山崎 新)

「遊び」は人の成長の栄養素!

 ご無沙汰してしまいました!

 にもかかわらず、またもや「遊び」について書きます!しつこい!と思わずに、どうぞお付き合いください(*^_^*)。

 

 私の長女が発達障害の特性を持っているため、発達障害や子どもの発達、子育てなどについての勉強をするようになり、子どもにとって遊びの大事さ、自然体験の大事さを知りました。

 

 子どもたちは、意味なく走り回ったり、飛び回ったり、投げたり転がったり…。とても激しく遊んだり、じっくり集中して遊びます。自分も子どもの時はそうして遊んでいたはずなのに、大人になって子育てを始めたら、「なんでそうするの!?」と、子どもの遊び方が理解できなくなっていました。

でも、子どもが心を成長させていくための要素が、遊びにはいっぱいあるのです。

 

 子どもがやたらと走り続けたりブランコをし続けたりするのも、動きの中で体が受ける刺激が脳の感覚を成長させるため。その本能があるから、子どもたちは様々な刺激を受けるようにしているのです。

この様な刺激が少ないと、例えば気を付けの姿勢を保つことに集中が必要となるため、「良い姿勢で勉強!」なんて言われたら、姿勢保持と勉強の両方に集中しなければならず、子どもは疲れ果ててしまいます。

 

 学校現場では、集中力がない、授業中も立ち歩く、話が止らないなどなど、様々な子どもがいて課題となっています。この様な子どもの中にも、遊びを通した刺激が足りなかった子どもが確実にいます。

 

 先日講演いただいた高濱正伸さんも、「凄いなこの人と思う方は、必ず良いお母さんと、沢山の自然体験の経験がある。」と仰っていましたが、自然体験だけでなく、遊びつくす経験が本当に重要なのだと思います。

 

 親も忙しいため、楽に遊ばせようとしてしまいます。「このあとご飯食べに行くから服汚さないで!」「○○だからそろそろ行くよ!」なんて、我が家でも言っていました…。

でも、子どもにとっては遊びに集中する時間や、走って感じる風も、成長にはとても大事です。それを忘れずに、子どもたちの遊びの機会を大切にしてあげられたらと思います。

(山崎 新)

そと遊び、していますか?

 お父さんお母さん、子どもと一緒に外で遊んでいますか?

 子どもの成長にとって、外で遊ぶことはとても大事なことですが、世間では「遊び」の価値についてあまり認識されていないように思います。

そこで、今回は「遊び」について書きたいと思います。

 

 幼児から小学校低学年頃の子どもにとって、遊びは大きな勉強です。山を作ってみたり、葉っぱを裏返して生き物を探したり、滑り台で風を感じてみたりボール遊びでボールの動きを追いかけてみたり。この様な遊びの中で、手に取ったもの手触りや味や温度を素肌で感じ、多くの刺激が脳に伝わります。

 そして、新しい生き物と出会う喜び、驚きは、子どもたちに「次は何が見つかるかな?」という好奇心を育てます。子どもは、新しいものを知りたがるので、「知ることができた!」という成功体験は、大きな自信につながり、次のチャレンジを粘り強く続ける力になります。この経験が、小学校に入ってからの勉強につながります。「この問題どうやって解けばいいんだ?」と粘り強く考え続ける力を持ち、「やった!わかった!」と新しい成功体験を得ることができるのも、遊びを通した成功体験が効いているのです。

 さらに、体を使った遊びは、体の感覚を養います。小学校低学年と遊んでいると、足がもつれて転ぶ、ボールが取れないといったシーンがよくあります。これは、脳の指令と手先や足先の動きにばらつきがあるためで、運動会でお父さんがリレーのカーブで転ぶのと同じようなものです。脳が考えている通りに筋肉が動かないため、思うように動けず、転んだりします。また、体の体幹がないため、「きをつけ!」の姿勢が保てずふにゃふにゃしてしまったり、勉強していても姿勢が保てないため、疲れて勉強に集中できなかったりします。

 

 子どもは、体と心が同時に成長し、その成長の中で得た自信と体力を基に、学校での勉強や社会的対応力を習得していきます。そう考えると、小さいころに親子で遊ぶことはとても大事な成長の時間でもあります。

 

 自然体験だ~!と肩ひじ張らず、身近な公園の遊具で思いっきり遊ぶ、海でいろんな貝殻を集める(のに付き合う!)、それだけで十分です!

さあ、熱中症対策をして、遊びに出かけませんか?

(山崎 新)

地域と学校と親と子どもの縁を結ぶ難しさ

 先日、私の住む豊見城市伊良波中校区の地域教育懇談会がありました。私も遅れての参加でしたが、呼びかけた市教委・小中学校幼稚園教員・地域自治会・高齢者会・婦人会・親、総勢20名の会議でした。
 しかし、現役子育て中の参加者が3名しかいない状況に、地域の先輩方は「学校は呼びかけしているのか?」「親が出席するよう強制させられないのか。」など、どうしたら現役の親と一緒に子育てについて話し合えるかという議論に熱が入りました。
 なんだか話が教育委員会や学校への要望ばかりになりそうだったので、私も発言させていただきました。豊見城は多くの現役子育て世代がいるが、平均所得の低さから考えても夫だけでは稼げず、夫婦共働きで頑張っている状況。学校とは縁があるが、地域とは縁がないから、地域と関わる意識が低いこと。当事者の視点から、学校を通した地域との関わる場づくりなどの提案をしました。
 この話し合いの中で感じたのは、子ども→保護者→学校まではつながっているが、そこに地域が入りきれていないことでした。催し物に子どもは来るけど親が来ない。親が来ないから子どもが来れない。どうやったら親と関われるのか。そんな悩みが地域にはあります。かたや、親には自分の生活があります。仕事も忙しくて、家庭で担う子育てや教育だけで精いっぱいです。地域と一緒になって何かやって子どもを育てるなんて、そんな面倒なことできない。そんな気持ちもとっても共感できます。正直、この議論は難しいなぁと思いました。互いが互いを理解しないと進まないけど、まずはコミュニケーションの機会が必要。でも、コミュニケーションを取る場のために集まることができない。そんな苦しいスパイラルを感じました。
 学校側は学校運営に地域をつなげる視点が乏しく、地域側にも学校と共同で行事をやる視点がない。その結果、地域と子どもの関わりが乏しくなり、親の顔はさらにわかりにくくなっていく。そういった点と点をつなげていく役割が必要なのだなと、改めて思いました。

(2013.7.15 山崎 新)

沖縄の黄金言葉        (くがにくとぅば)

『言葉銭使〈クトゥバ ジンジケー>

言葉は、お金を使うときのように慎重に用いなさい。

 

『仕事ー 仕事ぬどぅ 習する』<シグトー シグトゥヌドゥ ナラーする>仕事は、仕事こそが習わせる。

 

『嘘 物言や 盗人ぬ 始まい』

〈ユクシムニーや ヌスドゥぬ ハジまい>

 うそをつくのは、泥棒のはじまり。


『月ぬ 走いや 馬ぬ 走い』

〈チチヌ ハイヤ ンマヌ ハイ〉

のんびり構えていたら、あっという間に月日が過ぎていく。時間は大切に過ごしなさい。